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人生はじめての彼女に1カ月でフラれて次の日学校休んだ話


LOVE〜なみ〜だ〜い〜ろ〜
あなたのメールをよーみーまーしたっ



もう今メールじゃないよな・・・時代か・・・




もう既にあややを知らない中高生が大半でしょうね。
時代の流れというのは恐ろしい。

あややは80年代から引き継がれてきたアイドルスタイルのラスト・サムライと言えるでしょう。

松浦亜弥 – LOVE涙色 [PV]


これ、中3だぜ。

歌のクオリティがまず高いよ。
こんなに情感込められる中3はなかなかおらんて。


今のアイドルは良くも悪くも年相応感があるね。
素材の問題もあるでしょうが、アイドルとしての教育そのものが変わったんでしょうね。
*あくまで個人の感想です。


そんな僕のあっさいあっさいアイドル談義はここまでにしておきます。そろそろボロが出る。



今回は僕が人生ではじめてできた彼女について書きます。
思い返してみたらなかなかいいネタだったので、筆が進む予感しかねえぜ!!

エロいこととエロいこととエロいことを考えるのが学生の本分です

それは残暑厳しい夏の終わり。


高校に入って過ごした初めての夏休みは
クソ暑いクーラーも効いてない今にも崩れそうな体育館でひたすら部活動。
当時体操部に所属していたため、ひたすら筋肉をいじめ抜く日々。
あとは人生初のアルバイトや友達と夜中に駅前でダベったりして過ごした。
おおよそ高校生らしい充実した夏休みといった感じだ。

ちょっとまてよ?

おいおいおいおいおい・・・


彼女がいねぇじゃねえか!!




そんなことをベスオは放課後の体操部の部室で考えていた。



このままじゃ俺の高校生活は
ひたすら筋肉とLove so sweetをかます3年間になってしまう。




小学生、中学生とそれぞれ好きな女子はいたが、特にアタックすることも話にいくこともなく
席替えで隣になったときに、常に左半身を意識しまくってたぐらいだ。
教科書を忘れて、見せてもらうときに
その子と机をくっつけてドキドキしちゃうくらいのぴゅあぴゅあボーイ。

好きでもなんでもない女子とは普通に話はできるのだが
ひとたび恋愛対象として見てしまうと、途端にヘタレモードを発動するタイプだった。

なので、彼女が欲しくても彼女ができるまでの導線を考えることができなかったのである。


マーマレードボーイ、何度も読んだのに。



俺の通っていた高校は県内でも屈指のギャル率が高い学校だったので
カワイイ子はめちゃめちゃたくさんいたのだ。

それなのに、特に気になる女子はいなかった。
ちょっといいなと思っても、既に彼氏持ちのパターンが多かった。


これはちょっとした自慢になってしまうが
高校時代のベスオは一部の女子にCHEMISTRYの堂珍に似てると言われていた。

イケメン認定あざます。
ちなみに自分では似てるとおもったことはありませんがね。

その割には告白とか全然されなかったんだけど。どうゆうことよ。


そんなことを考えてるとあっという間に時は過ぎ、高校1年の秋。
10月くらいの季節になるとそろそろ意識をし始める。




クリスマスってやつを




当然、俺の周りの奴らも意識し始める。
彼女持ちのやつはいいとして、この時点で彼女がいない男子どもは気になる女子に

総攻撃を開始する

毎週のように彼女できただの、告ったけどフラれただのそんな話題が教室を飛び交っていた。


それを聞いてベスオは焦る。

つーか

彼女作ってあんなことやこんなことしてえ!!!

当然だ、思春期の学生が考えること言えば
エロいこととエロいこととエロいことぐらいである。


そんな煩悩全開のベスオについにチャンスが訪れる。



体操部は男子と女子、共同で部活動をしていた。
なので、他の部活の女子などがたまに遊びにきたりするのだ。


そこで出会ったしまったのだ。
まぶしいくらいに白い肌にそれに負けない白いテニスウェアとサンバイザー(?)をまとったテニス部女子が!!


しかも黒髪ロングときたもんだ。


匂いをかぎたい髪型第一位!!!

出会いはふとした瞬間

帰り道の交差点ではない。

そのテニス部女子は体操部の女子と仲が良く、頻繁に体操部の体育館入り口にきていた。

さすがに何度も来てると、顔も覚えるし、話もする。




そうこうしてるうちに





なんやかんやメアドをゲット。
そのテニス部女子は以下「テニ子」と表記する。


メアドをゲットするまでの記憶が全くなくて書けなかった・・・
たしか体操部女子がなんかやってくれてたはず。
だめだ、思い出せない。





メアドをゲットした時期は先述の通り
盛りのついたモンキーもしくはバーサクモードだったので


これはクリスマスまでにオトすしかない!!


完全に頭がそれだった。
オトすってお前さあ。

落とした消しゴムを好きな子が拾ってくれただけであたふたするような奴が
そんなスキルないだろうよ。


なんて身の程知らずなベスオ。


しかしそこは冷静に体操部女子のアドバイスを借りつつ
丁寧にメールでのやりとりを重ねた。


反応を見る限り、満更でもなさそうだ・・・
ってかメアド交換した時点で俺に気があるってことだよな!


だんだん調子に乗り始めるベスオ。


だがこのときばかりはこのロマンティック浮かれモードが吉とでたのだ。

スーパーアイテム、蜂蜜熊

Xデイまで残り2週間ほどに迫っていた。

当時、流行っていたのが
くまのプーさんのぬいぐるみ。

俺の周りの彼女できたやつは大体プーさんのぬいぐるみをゲーセンでゲトってプレゼントしていたという。

これに便乗する気満々のベスオは早速ゲーセンへ繰り出す。

UFOキャッチャーでプーさんを取ることは容易ではない。
ある程度、金が流れる覚悟を決めて挑んだ。


しかし・・・






600円くらいで取れた。


これはツキが俺に味方している。
そう確信したベスオはテニ子に即座にアポを取る。


その頃はもう息が白くなるほど寒く
駅前もイルミネーションがつくなど完全なるクリスマスモードに突入していた。




人生初めての愛の告白。
緊張を超えて吐き気を催すレベルであった。

高鳴る鼓動は夕暮れにデカプリオ

とある駅の近くに、「けやき広場」というイルミネーションがとても綺麗なスポットがあった。

そこにテニ子を呼び出す予定だ。

緊張し過ぎて1時間前に到着してしまったベスオは
何度も何度もシミュレーション(if) を重ねていた。

そう。



高鳴る鼓動は夕暮れの
君のすべてにSwingしていた。

「俺の行く末密かに暗示する人・・・Honeyになってくれないか!君しかもう見えないんだからぁ〜」

「もしも君が一人なら、迷わず飛んでいくさ!」

「この愛の重さは超ド級!」

「今高鳴る胸、冷静に君に届ける決心のメッセージ」

「あなたがチュキだからぁ〜!」

DA PUMP / if…
ifといえばこれでしょう


すみません、完全にネタ入っちゃいました。

シミュレーションしてたのは確かで

シンプルに「好きです、付き合ってください」

もしくは

ちょっとキザったらしく「初めて会ったときから好きになる予感がしてたんだ、おもえば・・・くどくど」


まあ、冷静に考えて



前者ですけども。




そして、待ち合わせ時間の10分ほど前に現れるテニ子。

この時ばかりは待ち合わせ時間通りに来て欲しかった。
あれほど心の準備をしたはずなのに、10分早く来てしまったせいで全ての準備が崩れていきそうな気がしていた。

近くのベンチに並んで座る。

遠くもなく近くもない絶妙な距離感に
俺のマイハートはウィルゴーオンしそうだった。


テニ子「ベスオくん・・・話ってなあに?」


絶対確信犯である。
かまととぶりやがって。


ベスオ「えっと・・・あの・・・」

しばらく沈黙が流れたあと、どうでもいい話をしまくってしまい、うまく話を切り出せないベスオ。
そんなベスオを見かねてか、助け舟をだすテニ子。


テニ子「あれ?そのおっきな荷物なあに?」

ベスオ「あっ!これね!テニ子さんにどうかなと思って!プーさん!」

テニ子「えっ?私に?なんで?」

くっ、こいつ!

ベスオ「えと・・・あの・・・ずっとメールでやりとりしてたけど、テニ子さんのこと好きになったので、よかったら付き合ってほしいです!これはまだちょっと早いけどクリスマスプレゼント」

たしかこんな感じだったと思う。
実際はもっと脈絡もクソもないしゃべり方だった気がする。

テニ子は俺の告白を聞いて、少しはにかんだように下を見て笑う。


テニ子「・・・よろしくお願いします///」



・・・




ベスオのマイハートは無事ウィルゴーオンしたのであった。

Titanic – My Heart Will Go On (Music Video)
俺の心は幸せデカプリオ

ロマンティック恋の浮かれモード


ついに人生で初めて彼女ができたベスオ。

完全なる絶頂期を迎えていた。


メールのやりとりは常に愛をささやくようになる。
内容は覚えていないが、絶対キモい感じだったはず。
覚えてたらマジで書きたい。くそお。

放課後はお互い部活が終わったら、校門前で待ち合わせをして一緒にチャリ下校。
家の方向が微妙に違ったので、俺はわざわざ遠回りして一緒にいる時間を長くした。

休みの日は映画を見に行ったり、ゲーセン行ってプリクラを撮ったり。
当時はカップルで撮ったプリクラを携帯の電池パックのところに貼るのが流行っていた。

そう、これがリア充ってやつよ。

俺の周りの野郎どもの90%くらいは無事彼女持ちでこの時期ばかりは
男だけで遊ぶことが減り、彼女と遊ぶことに集中していた。


あー、クソだよクソ!

幸せだったこと書いても何もおもしろくないんですけどー!!


クリスマスもそりゃあもう浮かれポンチで過ごしたとさ!

年賀状の裏にはめっちゃクサイこと書いて、親にいじられましたとさ!
これはめちゃめちゃ恥ずかしかった。

B-BOYイズムなブラザー

テニ子には2個上のお兄さんがいた。
俺たちは高一だったのでお兄さんは高三。


ある日遊んでたゲーセンにお兄さんもたまたま来てたということで
テニ子が話しかけに言っていた。
俺はそれを遠巻きに見ていた。

髪は金髪でB-BOYっぽい格好でタバコを吸っていて
しゃべり方や雰囲気はめっちゃオラオラ系な感じ。



お兄さん、めっちゃヤンキーやん



当時のベスオはビビっていた。
クラスではどっちかというと、ちょっとチャラいグループにいたので
ヤンキー系には縁がなかったのだ。

ってかなんでテニ子は俺をお兄さんに紹介してくれないの!?
遠巻きに見てるって、めっちゃバツが悪いんだけど!




まあ、それだけだったんだけどね



特にお兄さんと話すことはなく、ものの数分でそこを後にした。
お兄さんを見たのは、その日が最初で最後であった。

ロマンスがありあまる

前述の通り、調子ぶっこいてたベスオは
ありったけのラブをテニ子に注いでいた。

しかし、可憐な見た目に反して、サバサバしたテニ子にとって
ベスオのロマンティックはあまりに甘ったるくて胃がもたれたんだろう。
好きだの、愛してるだの、付き合ってからはキッモキモラブメールを毎日のように送信していたのだから。


限界が来たテニ子は


葛西臨海公園のデートの翌日の晩にメールで別れを告げたのであった。



ベスオからしたら、青天の霹靂。
まったく予想だにしない展開だったのだ。


メールの内容ははっきりと覚えていないが
めっちゃ遠回しではあるものの、要約すると


「ベタベタ甘えてきてキモイ、別れてくんない?」

ってことである。


ベスオは一晩中泣いて、泣いて、泣いた。慟哭。

翌日もひきずってしまい


学校を休む


我ながらなんて乙女チックで情けない男なのだろうか。

付き合ってから約1ヶ月ほどの出来事であった。

大人になったベスオは

悪いところを指摘されたことにより
自らを客観視することができるようになったベスオ。

それからというものの、女性に対してのアプローチが劇的に変わった。
気になったら最初は自分でアプローチをかけるものの
最終的には追うよりも追われる恋愛のスタイルになることが多くなった。

いい意味で女性に対する執着心がなくなった。
余裕ができたと言えばいいのか。

しかし、残念ながら

テニ子で

童貞を捨てることができなかった


もう今となっちゃここだけが悔やまれる。

とりあえずやるこたぁやっとけばもっと違ったかもしんねぇしよぉ〜(クズ)




ってなわけで
甘酸っぱいマーマレードのようなどこにでもあるようなベスオの恋愛談でした。


それじゃあ、また。


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