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ぼくがタクシードライバーを辞めた理由

タクシードライバーを辞めた 雑記
タクシードライバーを辞めました

ベスオです。

先日、ランチの後に外をうろうろしてたらいきなりの大雨に見舞われ、トレンディドラマの俳優ばりの濡れ姿を披露。

そんなどうでもいい話は押入れの奥にでも置いておいて、本題のぼくがタクシードライバーを辞めた理由について話します。

きっかけは中国からやってきたアイツ

新型のアイツです。今もなお猛威をふるう、コロナウィルス。
こいつのせいで僕の好きな「コロナビール」が風評被害を受けたとか受けてないとか。

タクシー会社に入社したのは昨年の12月だったのですが、2種免許の取得や研修やらで実際のドライバーデビューは2月中旬頃でした。

そう、コロナがちょうど騒がれ出した頃です。

ただ2月は今ほど騒がれておらず、気をつけましょう的な感じで営業に影響はそれほどなかったのですが、3月に入ってからがやばかった。
まったく売り上げが上がらん!w

2月まではデビューしたての右も左もわからない僕でさえ、とりあえず街を走っていれば稼ぐことができた。
それがどうだ、3月に入ってから本格的にコロナのヤバさが全国、いや全世界的に認知されたので一気にいなくなりましたよ、街から人が(笑)

走っても走っても、人が捕まらず周りは空車のタクシーだらけという地獄絵図でしたね。
それでも粘ればある程度売り上げをあげることはできたんですよ。

だがしかし
悪魔的4月の緊急事態宣言・・・!

これにより完全に夜はゴーストタウンと化しました。夜の銀座に人がほとんどいないなんて想像できます?B級スプラッター映画のワンシーンかと思いましたよ。
そんな状態なので、タクシー会社も稼働台数を減らすよう国から要請があり、ただでさえ出勤日数が月に10日ほどなのに、半分に減らされることに。

働きたいのに働けないもどかしさ。

バリバリ働いている時は働きたくないと常に思っているものですが、いざ自分の意思とは関係なく働けないとなると、働きたくなるものなのです。なんてわがままな生き物なんだ。
休業手当ては出ますが、コンビニバイトやったほうがもっと貰えるよってくらい少額。

会社は今は耐える時だと執拗に言ってましたが、個人的には年内は収束しないだろと思ってました。
希望的観測ほど期待できないものはないんですよ。
何か都合が悪くなったときほど考えがちなんですよ、自分に都合の良い未来を。
残念ながら大抵はそんな都合の良い未来なんてやってくるはずはないんです。

会社としては大丈夫だと言うしかないんでしょうが、それを真正面に受け止めるほどピュアな人間でもなかったんですよ、ぼく。
そこから自分の今後について考え始めました。

そこまでタクシードライバーをやりたかったわけではないことに気づく

はっきり言ってタクシードライバーを転職先に選んだ理由は主に2つ。

・楽に稼げそう
・自由な時間が増えそう

こんな感じ。

楽に稼げそうっていう部分はまさにその通りで、都心の人のたくさんいそうなところをとにかく走りまくるだけでお客さんは乗ってきたし、面倒なお客さんもそこまでいなかった。

コロナがやってくるまでは(憤怒)

コロナが来てからというものの、ゴーストタウンと化した都心をドライブし続ける日々。
ちょっと考えて走らないとお客さんを獲得できなくなっていた。
それについては別に苦ではなかったけど、見えてしまった。

この仕事の底が・・・

もちろん現職でタクシードライバーやっている方はもれなくリスペクトしてるし、仕事自体を悪くいうわけではありません。
あくまで個人的な感想ですのであしからず。

確かに時間やエリアを考えて、つけ待ちをするのか流しにするのか工夫を凝らすという所は面白いし、やりがいのある部分だなと思ってます。
ただ、そこまでやっているのに給料は大したことないんですよね。
1日に10万くらい稼いで来る人でも会社所属だと半分は持ってかれますからね(笑)

そもそも10万なんて毎回稼げる金額でもなく、ここでいうタクシーの1日というのは実質2日間のことだから1日5万の売り上げってことですね。自分へのアガリは2.5万円。
ここまでの売り上げをあげるにはほとんど休んでられないです。
自由なんて実質ないようなものです。
ぶっちゃけ、仕事内容とリスクを考えたらコスパ悪すぎです。
事故なんて起こしたらしばらく車乗れないし、その間収入はゼロですから。

あとこれはかなり個人的な感想になってしまいますが、僕のいたタクシー会社がいろいろと小煩くてめんどくさかった。
自由を求めて入ってきたのに、結局縛られるんかい!みたいな感じでしたね。
まあ、出庫してしまえばどうでも良い所なんですが、会社そのものが好きになれなかったのも大きいです。

そして考えました。
「そこまでしてタクシードライバーやっていたいのか?」と。

答えはすぐ出ましたね。
だって、やろうとした動機が動機ですからね〜


同期のタクシー仲間から聞いた不動産業の話

地理試験、合宿免許まで偶然ずっと一緒だった同期のタクシー仲間がいました。

彼の前職は不動産の売買営業で、所属していた会社の社長に不幸があって辞めざるをえなくなったらしく、その時に稼いだ金で投資やらやってたけど、税金の関係で源泉徴収が欲しかったので家の目の前にあるタクシー会社にふらっと応募したとのこと。

大体の人は僕のように自由に稼ぎたい〜っていうのが応募動機だと思いますが、彼に関しては極めて特殊なタイプだなと感じましたね。
最初はその経歴と派手なメガネと全身グッチに胡散臭さを感じたけど、年が近いのもあり色々話してるうちに意気投合。

タクシーの営業時間中にコンビニの駐車場に集まって、サボりつつ彼から不動産業について色々と話を聞いていました。
いつも集まるコンビニは練馬のセブンイレブン。都内では数少ない広い駐車場がある店舗なのだ。

僕は不動産業には前々から興味があって、家を見るのは好きだし、今まで5回以上は引っ越ししたし、親も年だし、あなたしかいないし。あれ、大黒さん!?

ってな感じで彼の不動産営業の話には興味津々で聞いていたのだ。
その中で、彼もまた不動産をやりたいと思ったらしく、「会社作ろうぜ!」と言い出したのです。

いやいや、そんな金ねーし。
そして宅建の資格もないし、ましてや未経験だし。

って言ったら、「俺も宅建の資格ないから今年受ける!ベスオも受けようぜ!」と
これまたクリビツテンギョーな発言が飛び出す。

そして僕もなんかおかしなテンションだった。

「うん!わかった!とりあえず不動産屋に転職するわ!」

半分勢いです。でももう半分はコロナ禍でタクシー業には辟易していたのもあったので、良いタイミングではありました。

割とあっさり決まった転職活動

転職を決意したのが5月中旬。

コロナによる自粛ムード真っ只中でした。

当然、求人サイトを見ても求人なんてほとんどなく、応募をしても返事が返ってこないのが大多数でした。
せめて面接だけでもしてくれないかな〜・・・と思ってひたすら応募を繰り返していました。

もしかして、かなり無謀なことをやっているのでは・・・!
こんな思いが頭をよぎっては返す、波のように。←?

応募をしまくって大体2週間ほど経った頃、1本の電話が鳴る。

そう、面接してくれる会社が電話をかけてくれたのである!
これは天啓・・・!!

意気揚々と面接へ。
そこは社員数3人のいわゆる地元密着型不動産。
創業はかれこれ60年以上になる老舗中の老舗だ。

結果はもちろん採用。

こうして、ベスオは不動産業界へ足を踏み入れたのである・・・!

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