つくづく不動産業はアコギな商売と実感しました。
悪いとは思いませんが、良いとも思えません。
売り上げを考えたら、仕方ないのはわかります。でもどうしても「セコい」って思ってしまいました。
ケチな大家とのやりとり
7日に入居予定の物件のリフォームを進めています。
古い物件で、なおかつ長いこと人が入っていなかったので修繕する箇所何点かありました。
リフォーム業者に見積を取ってもらい、大家さんにも見積をお送りしました。
見積をお送りして、すぐ大家さんに電話しました。
電話では、「その金額で進めてください」と言っていました。
ですが、後日メールで「高いです。まかりませんか」と。
確かに決して安い金額ではありません。
ですが、スケジュール的に時間がないんです。
それを伝えているのに関わらず、こんなことを言う神経にカチンときました。
これから入居していただくというのに最低限な修繕をケチるその無神経さ。
「そうおっしゃるのであれば、あなたの手配でリフォームをお願いいたします
入居者には入居日が遅れることを伝えます。それでキャンセルとなってしまっても、
責任は取れませんので、ご了承ください」
と、お伝えしました。
そうしたら一転、「手配する余裕がないので、お願いします」と。
なら最初から言うんじゃねーよと。
しかし、このおかげで優位に立つことができたので、古い給湯器も新品に交換するようお願いしました。
最初に見積を出した時点では「これ以上の追加は無しでお願いします」と言っていたので。
とは言え、古い物件なので念入りな点検をした結果、追加の修繕が必要になるのは至極当たり前のことなのです。
入居者が良いよと言えばいいかもしれませんが、設備関係に関しては、ちゃんと整えてあげる義務が大家にはあります。
ケチな人を相手するのは余計な労力がかかって嫌ですね。
ケチな人・・つまり利己的な人相手は疲れます。
ってかそういう人は賃貸業をせんでよろしい。金でしか人を見てない人間は生理的に無理っす。
受け入れられない業界スタンダード
前述のケチ大家とのやり取りの中で、給湯器の交換ってのがありましたが、1つ失敗しました。
マージンを載せ忘れたのです。
まず給湯器の交換をするにあたって、ガス業者に交換してもらう料金を聞きます。
通常であれば、この料金に少し上乗せした金額を大家さんに伝えます。
この上乗せした金額が会社のマージンになります。
他にもリフォーム料金や鍵交換料金なども、会社のマージンを乗せて大家さんやお客様に請求します。
もちろんマージンが乗っていることは相手にはわかりません。
こうやって陰でこっそりマージンを取るのです。
これが業界のスタンダードです。
どの商売もこういった部分があるのかもしれませんが、僕はなんか受け入れられないです。
だってなんかセコくないですか??
確かに、リフォーム業者の手配や鍵交換業者の手配やらで、人が動くのでその人件費としてもらうのはわかります。
だったら、人件費って請求書に書けばいいのに。
なんでこっそりマージンとるかな。
マージンを載せ忘れたことで、怒られました。
上記の通り、言っていることはわかるので、この会社にいる以上これは従います。
でも、これが業界の普通だって受け入れることはできません。
僕は堂々と仕事をしたいんです。堂々と仕事をして、その対価を堂々ともらいたい。
理想論かもしれません。
でも理想を追うことをやめたら、その仕事をやっている意味ないですよ。
不動産業ってこういうセコい金の稼ぎ方してるから、グレーなイメージが拭えないんじゃないですか?
そうしないと商売が成り立たないというのなら、やめちまえばいいんですよそんな商売。
僕はそういう金の稼ぎ方を「商売」と呼びたくないです。
こういうこと言ってると「ケツが青い」なんて言われそうですが、これを受け入れることは僕にとって魂を売ることに等しいです。
来年立ち上げる予定の会社では堂々とお金をもらえる仕事ができるようにしていきたいです。