いのちのはじまり
本日は午前中に申し込み1件と契約がありました。
申し込みいただいたお客様は方は最近お子さんが生まれたばかりのご家族で
生後2ヶ月の赤ちゃんを連れて御来店いただきました。
このお客様は現在お住まいのお部屋に大規模なリフォームをするとのことで
2〜3ヶ月の短期で住める物件を探している方でした。
去年御来店いただいたときはまだ奥様が妊娠中だったのが記憶に残っています。
管理物件でちょうど2月に退去予定の物件があったので、薦めていました。
去年の時点で3月引越し予定で探しているとお伺いしていたので、それまでお待ち頂いておりました。
そして本日めでたくお申し込みをいただけたので、粘り強くやりとりを重ねててよかったなあと思いました。
その後、大家さんに連絡して申込書を提出する旨を伝えて、契約へ進む予定です。
もともと大家さんには短期予定のお客さんが入るかもと伝えていたので、話が早かったですね。
明日にでもお申込書を渡して、契約書類の準備に入りたいと思います。
いのちのおわり
珍しく本日は予定もなく業務もほとんどなかったので、空き家になっている物件を見に行きました。
午前にお申し込みをいただいたお客様と同様に短期の賃貸を探しているお客様に薦める予定で、中の写真を撮影してきました。
明日、広告図面と写真を添付して、メールをする予定です。
その後、会社から電話があり、
管理物件の隣の家の方から「異臭がする」と連絡を受けたそうで、ちょうど外に出ていた僕は様子を見てくるように言われ、行ってきました。
現場に行ったところ、たしかに生ゴミのような匂いがしてきて
「ちゃんとゴミ捨てしていないのかな」と思って、該当物件のチャイムを押しましたが、応答せず。
電話もつながらなかったので、どうしたものかとドアノブに目線をやったところ、鍵がささっている。
鍵がささったまま施錠されていたので、鍵を抜き忘れて家に入ってしまったのかと思って
親切心で鍵をお渡ししようとドアを開けました。
目の前にあったのは、だいぶ腐食が進んだ死体でした。
体格からして、この部屋の入居者で間違いないようでした。
その時間、ほんの数秒ですがその光景が目に焼き付いて離れず、かなり動揺をしてしまいました。
いったん会社に連絡して、110番をするよう指示を受けたので、110番。
警察へ状況を細かく説明して、10分ほどで救急車が到着。
自分で言うのもなんですが、動揺しつつもこういうとき意外と冷静に対処できるんだなあと思いました。
救急車を待っている間、死体を見つけた瞬間の景色が脳裏に焼き付いて、脳内がぐるぐる落ち着きませんでした。
うろたえてても仕方ないので、警察が来る前に隣の家の方に事情を説明しました。
警察が来て、色々と事情聴取を受けました。
第一発見者であるため、かなり事細かく聞かれました。
黙っていると思い出してしまうので、説明している間は気が紛れて助かりました(笑)
会社の社長も駆けつけてくれて、フォローをしていただきました。
これもまためちゃめちゃ助かりました。感謝です。
3時間ほど現場で事情聴取でした。
帰りは社長がコーヒーをおごってくれて、社長の体験談を聞いてました。
不動産業者がこうした孤独死の現場を見ることは5、6年に1度あるかないかだそうです。
入社して半年の間、初めてのお客様がかなり注文の多い方だったり、建物情報が全くない売買物件の調査をしたりとなかなか経験しづらいことをしてきたのも相まって
社長が「不動産の神に愛されているような引きの良さだね」と。
なんとも複雑な気持ちになりましたが・・
タクシーやっている時は、かなり引きが悪いと評判だったんですけどね(笑)
不動産業が僕にとって天職であると思うようにします。
2年前も
今日、午前中に生後2ヶ月の赤ちゃんに会い、
午後は遺体に会う。
この流れ、2年前にもありました。
2年前は、午前中に産休をとっていた同僚の女の子が生後2ヶ月の赤ちゃんを連れてきました。
午後は突然両親から連絡があって、弟の訃報があってそのまま移動して、安置室でご対面。
「2度あることは3度ある」
と言いますが、今度生後2ヶ月ほどの赤ちゃんを見たら、覚悟を決めるようにします。
それにしてもかなりしんどい1日でした・・
あややのライブみて元気をもらうことにします。