「責任とるってのはなあ―――― 痛い思いをするってことだ
One outsより
迷惑をかけた人間が被った以上の痛みを自分も負うってことだよ
銀の食器を壊したヤツは金の食器を買って返すのさ
悪臭をまきちらす工場の社長は、
その工場の煙突のすぐ横に屋敷を構えるのさ
それが責任をとるってことだ」
事の重大さを思い知る
今日、また1つポカをしてしまいまして・・・
自社物件の居住者が、転居をするってことで退去届を提出してきました。
僕が受け取ったのですが、他の仕事に埋もれてオーナーへの報告を忘れてしまっていたのです。
さらに、受付した日時の記載も忘れており・・・
このミスは言葉で示す以上に大きなミスなんです。
ほとんどの物件の契約書の記載では居住者が退去届を出して1ヶ月後に契約が終了します。
その間の賃料は当然、居住者が支払います。
賃料の支払い日は前月の末日となっている場合が多いです。
なので、契約終了日が月の途中になる場合は、その月の残り日数分を日割りで敷金精算時に返金します。
この賃料の日割り返金分ってのが、今回の肝です。
今回は周りの方々に気づいてもらえたので、当日中にオーナー報告ができました。
ですが、1日遅れてしまった場合は、1日契約終了日が遅れてしまうってことなんです。
それって退去届を出した人からしたら、1日賃料が多くなってしまうわけで。
仮に家賃が9万円だとしたら、1日分は約3000円です。
この3000円の責任はどこになるのか?
当然、遅れてしまった会社の責任となってしまいます。
僕は激しく猛省しました・・・
オーナー連絡については僕が外出中に先輩がやってくれました。
社長は当然お叱りを受けました。
お金関係や書類関係の重大さはよくわかっていたはずなのに、またやってしまった。
いち社員の僕は迷惑をかけた皆さんへ謝ることしかできません。
だがそれでいいのか?
社員なのをいいことに責任を負うことを放棄していないか?
そう考えた僕は、自ら痛い思いをすることにしました。
身銭を切る
・・・と言っても、会社の皆さんにお詫びの品としてスイーツを買って行っただけです。
ですが、ただ謝る以外に僕にできることと言ったら、自らの身銭を切ることくらい。
「痛い思い」をすることによって、責任の重大さを思い知る。
皆さんに許してもらおうと思ってやったことではありません。
僕が「痛い思い」をすることによって、これから同じようなミスを繰り返さないためです。
それが、会社にとっての損失を抑えることにつながる。
僕はそう考えました。
本来であれば、3000円を失っていたところです。
なので1000円ちょっとぐらいの出費は出して然るべき。
確かに給料日前のこの出費は「痛い」ですが、責任の取り方としては最低限。
ですが、重要なのはどう責任をとったかではないです。
この先も責任を全うできるかだと思います。
「痛い思い」を経て、この先の仕事に対して、誠実に向き合えるか。
そこに尽きると思います。