不動産営業になって、はや4ヶ月が過ぎようとしています。
最近めっきり寒くなりましたね、お変わりないですか?え?おかわり?太るぞバカ!
ベスオです。
最近やっと仕事が慣れてきたのか、ブログを書く意欲が湧いてきました。
と言うよりも、学んできたことをアウトプットしたい。誰かに言いたい。
でも別にリアクションは求めてない。聞いて欲しいわけではない。でも誰かに言いたい。
こういう時のブログってクソ便利ィ!!
そして広告クリックしてくれねえかなっていう「あわよくば感」を醸し出しています。
よーし、運悪くアクセスしてしまった君、100万回クリックしてくれ。100円あげるから。
気分が良いと前置きが長くなっていけませんね。
ってなわけで本題。
いいか?ここに良いニュースと悪いニュースがある
君ならどっちを先に聞きたい?
例えば、君が前から欲しがっていた定価10万もする財布があるとする。
それがある日、5万円で売られていた。
当然即買いだ。
これが良いニュース。
しかしこの財布には致命的な欠陥があったのだ。
ほつれている、穴が空いている、などなど欠陥の内容は様々だと思うが君にとってこの欠陥は
「財布を買う」という意思決定において、非常に重要な意味を持つということだ。
これが悪いニュース。
この場合、良いニュースを先に告げられて買うっていう意思が固まってきたあとに、悪いニュースについて告げられたらどう思う?
当然「早く言えよ!」となって、ひどい時は「だまされた!」って思うかもしれない。
もし先に悪いニュースを告げられていたら、買うという意思はなくなるかもしれないが、期待を裏切られるっていうことはなくなるし、だまされたと感じることはない。
この良いニュースと悪いニュースの前後というのは、不動産業においてもかなり重要であり絶対に間違ってはいけないことなのです。
悪いことを先に言うことで、信用を得られる
不動産営業やって気づいたんですが、悪いことを言うって個人的にかなり神経とエネルギー使うんですよね。
性格的に面倒なことを後回しにしがちなところがあるので、尚更です。
悪いことを先に言うことで、契約がおじゃんになるかもしれないんじゃないか、自分を選んでくれなくなるかもしれないんじゃないか。
そう言った考えが脳裏に浮かんできてしまうせいで、もっと言いづらくなってしまうのです。
実際に自分でやらかしたことなんですが、事業用賃貸の仲介をした時に、対象の物件が定期賃貸借契約と言って、契約の更新がない賃貸借契約だったわけです。
定期賃貸借契約とは契約期間が10年と設定されていたら10年借りたあと、後腐れなく出ていかなきゃならない契約ってことです。
通常の契約は大体2年、3年ごとに貸主と借主の合意のもと更新契約を結びます。
ここまでは良いんですが、この契約には借主側の中途解約権がなかったんです。
解約権がないということは借主側が契約期間内に解約をすると、無条件で借主に違約金が発生するんです。
しかも期間は10年。例えば3年で解約を申し込んだ場合、残り7年分の賃料を違約金として払えと言う、借主にとって圧倒的不利な契約だったわけです。
でもこれは違法ではありません。
なぜなら事業用だからです。この辺の細かい話は僕もちゃんと理解していないので割愛。
そんな借主にとって圧倒的不利な悪いニュースを僕はなかなか言い出せず、契約の直前まで眠らせていたのです。
不動産には契約書に記名押印をする前に重要事項説明を行うという不動産業者の「義務」があります。
その重要事項説明において、お客さんである借主が圧倒的不利な契約であることに気づいたのです。
ってかその時に説明したことでお客さんが認識できたというのが言い方としては正しいかな。
会社からは大目玉を食らいました。
契約内容を見ておきながら、なぜ先に言わないんだと。
幸い、契約を取り交わす前であったので、貸主側に解約権の付与を依頼してなんとか了承を得ることに成功。
逆に借主のお客さんからは感謝されました。ああ・・・すげえ複雑・・
このまま解約権をつけられないままだったら全ておじゃんでしたからね・・
もしこれを最初に伝えていたら、このようにお客さんを一時的とはいえ不安にさせることはないし、むしろちゃんと見ていてくれてるんだと安心して信用ができるようになるわけです。
なので、悪いことほど先に言う。
これは不動産に限らず、商売においても信用を得ると言うフェーズにおいてマストなことなのではないかとベスオは思ったのでした。
ちゃんちゃん。