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【営業日報11日目】ポンコツ野郎

ポンコツという言葉では語り切れない、男の退去を終わらせてきました。

成約チャンス

午前中は特に事務作業もなかったので、電話対応と休み中に来ていた問い合わせ反響メールの返信。

休み前にご案内した、建て替えによる短期計画のお客様から電話がありました。
お話によると、先日僕が案内した物件で進めて欲しいとのこと。
案内した物件は自社管理物件と、他社不動産の物件の計2件でした。
当日は自社管理物件の方かなとおっしゃっていたのですが、今日になって他社不動産物件がいいとお電話をいただきました。
どちらを選んでも僕の成約となるので、ご案内した物件で決めて頂いてよかったです。
自社物件とは違い、他社物件となるので契約関連はそこの管理会社が行ってくれます。

こう見ると楽ではあるのですが、この場合の難しいところはお客様の要望と管理会社の条件との折り合いをつける部分にあります。
ここが上手くいかないと、どちらからもクレームをいただくことになるので、神経を使う部分です。

今回重要なワードは「短期であること」、「ペットがいること」、「住む方が高齢者であること」、の3点です。
ここがクリアにならないと、お客様は申し込みへ進むことができません。
仲介業者としての仕事は管理会社へ以上の条件をしっかり伝えてから、申込を依頼するということです。
管理会社側も、この条件を聞いて大家さんへの了承を取るわけですから、この時点でお客様からの要望は漏れなく伝えなければなりません。

今回のお客様は価格的な部分で交渉をしてくる方ではなかったので、問題ありませんが、こうした要望を聞く際に1番に上がるのは「価格」の部分です。
賃貸物件において、「価格」の交渉というのは基本的に受け付けられることは稀です。
なぜなら、賃料を下げなくても入居者が集まりそうな物件であれば、大家も無理をすることがないからです。
売買物件と違い、中長期的に人が入れ替わっていくのが賃貸なので、よっぽど空室で悩んでいる大家でなければ、価格を下げて入居者を入れるメリットがないのです。

管理会社としても大家としても、価格交渉をしてくる人は「めんどくさそうな奴」扱いになってしまうので、仮に申し込みを入れたとしても否決になるケースはあり得ます。
結局は大家さんが「貸したいかどうか」なので、大家さんが「いやだ」と言えばそれまでなのです。

間を取り持つ仲介業者はこうした事実をやんわりとお客様に伝えることも大事だと僕は思います。
お客様の要望を聞いて伝えるだけなら、誰でも出来ますからね。
仲介業者としての意見も交えつつ、慎重に交渉を進めていくのがプロとしての仕事です。

今回のお客様はこれといった問題もなく進みそうですが、何があるかわからないので、最後まで神経使って、対応をしていきたいと思います。

外回りからのポンコツ野郎

タイトルのポンコツ野郎が登場します。

午後は管理物件を回って、細かい雑務。
水道のメーターを読んだり、空き物件にオブジェを設置したり・・・
平日は管理物件を回ることが多いです。

そして、今日はとある物件の入居者の退去予定日。

元々、昨年末で退去いただく予定だったのですが、ずるずる延びて今に至ります。
この入居者というのが、とんでもないポンコツでして。
事例をあげればキリがありませんが、あげてみます。

・家賃の支払いが毎回半月ぐらい遅れる。連絡しないと入れてこない。
・トイレをつまらせて、風呂場で用を足す。トイレをつまらせたという連絡はかなり後。
・とにかく電話にでない。平気で数日後に折り返しがくる。殺意。
・部屋がゴミ屋敷。とにかく臭い。
・時間を守る、約束を守るという概念がない。
・謝る、詫びを入れるという概念もない。
・28歳。


正直言って、社会不適合者です。
仕事はしているようなのですが、こんなんで本当に仕事が出来ているのか不思議でなりません。

昨年末の時点で新しい入居先も決まってない上に、連絡が取れない状態。
今年に入って、急に連絡が来て「入居先決まりましたので出ます」とぬかす。
まずは詫びを入れろよと。
そう言うと、とってつけたように「すみません」と言う。

1月中に出るということで、片付けをしてくださいと伝えましたが、1月末に伺ったところまったく片付けが終わっていない。
いつ終わるのか問い詰めたところ、「2/5には終わります」と言うので、その約束で待ちました。

・・・が、2/5に伺ったところ、部屋にいない。
僕はブチギレ寸前。
そこから数日電話をかけまくったのですが、一向にでない。
そしたら急に折り返しが来て、「もう新しいところにいる」と、
とんでもないことをぬかしやがるので、「ちゃんと片付けてからにしろ!」と怒りの鉄槌を下す。

それで慌てたのか、次の日には戻ってきて片付けを始める。
今週の火曜に終わると言ってたので、また火曜に伺ったところ、まだ終わっていない。

ここで僕はキレてしまったので、ガラにもなく説教をしてしまいました。
「連絡も出来ないってどうなってんの?」「お前のためにどんだけ時間使ってると思ってんの?」「悪いと思う気持ちはあんの?」「人を裏切って何も感じないのか?」

正直、まったく響いているように感じなかったので、言うだけ無駄でした。
叱っても無駄な人間には叱りたくないんですよ、僕は。
怒ったりするのって、一番エネルギー使うし、こういう人間にエネルギーを使いたくないんです。

最終的に今日完全に終わらせることを約束させて、15時ごろ訪問。

「終わってねえええええええ」

僕は呆れて何も言えませんでした。ってか疲れた。
今日は先輩も同行していたので、今日は先輩からの怒りの鉄槌が彼に下ろされました。

17時には終わらせることを約束して、その間に用件を済ませて再び訪問。

やっと終わってました・・・
僕はもうとっくに怒りを通り越して呆れモードだったので、終わってよかったという安堵感で他に何もありませんでした。
ですが、先輩は怒りモードだったので、最後はクソミソに言い放って終わらせました。

何を言ってもわからない人間もいる

僕は今回のこのポンコツ男に教わりました。

何を言っても通じない、響かない、わからない人間も世の中にはいるのだと。

できるだけそう言う人間とは関わり合いになりたくないものです。
関わるだけ無駄になる人間がいるという事実はしっかり受け止めて、上手く躱していけたらいいなと思う今日この頃でした。


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